企業マスコットキャラクターの事例を見るときは、デザインに加えて「何を伝え、どこで人と接しているか」を見ると、自社での活用を考えやすくなります。同じ動物モチーフでも、サービスの案内役、物語の登場人物、質問に答える接客役では、必要な設定が異なります。
ここでは、公式情報で確認できる三つの例を紹介します。人気順や売上への寄与を比較した一覧ではありません。それぞれの使われ方から、自社で決めたい条件を整理していきましょう。
ポンタ:設定を通じて、キャラクターの行動を描く

Pontaの公式サイトでは、ポンタの性格、好きなこと、家族などが紹介されています。さまざまなお店の制服に変身して手伝うという設定もあり、見た目に加えて、どんな行動をするキャラクターなのかが示されています。
自社で参考にしたいのは、プロフィールを発信に使える内容にすることです。性格や得意なことが決まると、「このキャラクターなら商品をどう紹介するか」を考える材料になります。設定を大量に作る前に、実際に使う投稿や案内文で表現できるかを試しましょう。
クロネコ・シロネコ:接点をまたいで、同じ姿で出会う

ヤマトグループは、クロネコ・シロネコの公式サイトでプロフィール、ギャラリー、壁紙や遊べるコンテンツなどを公開しています。キャラクターを一つの告知に限定せず、複数の接点で紹介している例として確認できます。
自社へ応用するなら、Webサイト、SNS、印刷物などに登場させる場面を書き出します。小さなアイコンと大きなビジュアルでは、見え方が変わります。媒体ごとに形や色の解釈が分かれないよう、基本のデザインと使い方を共有することが大切です。既存キャラクターの造形そのものを写すのではなく、接点を揃える考え方を参考にします。
法人プラン 月額19,800円〜(税別・税込21,780円〜)
キャラクターを、会社の接客担当に。
キャラクターとの会話を、お客様との接点に。ピタリーの利用ページで、接客のイメージと導入の流れを確かめられます。
キンライサー:自社キャラクターを質問の窓口にする

AIVyが公開するキンライサーのピタリー導入インタビューでは、同社のやかんのキャラクターを使い、語尾や回答ルールを調整した過程が紹介されています。見積もりフォームや電話へ案内する方針も設定しており、姿と話し方に加えて、接客の役割を決めた例です。
この事例から検討したいのは、キャラクターにどこまで回答させるかです。親しみのある話し方でも、商品情報は会社の案内と一致させる必要があります。個別判断が必要な相談は担当窓口へつなぐなど、会話の終わり方も設計しましょう。詳しい経緯はキンライサーの導入インタビューで確認できます。
三つの事例を、自社の検討項目へ置き換える

| 見るポイント | 自社で決めること |
|---|---|
| 性格と行動 | 誰に、どんな立場で話しかけるか |
| 登場する接点 | Web、SNS、広告、店頭のどこに置くか |
| 具体的な仕事 | 告知、使い方の説明、質問対応などの担当範囲 |
| 次に進む先 | 商品情報、料金、申し込み、担当窓口への案内 |
例えば、初めてサイトを訪れた人にサービスを説明する役なら、特徴を短く伝える文章と、よくある質問を用意します。購入後の使い方を案内する役なら、手順の更新と個別の問い合わせ先を確認します。ここで挙げた設計例は、各社の実施内容や成果を表すものではありません。
制作前に、使う場面と更新の担当を決める

キャラクターの制作依頼には、使う媒体、必要な表情、表示サイズ、将来予定する展開を添えると、必要な素材を相談しやすくなります。動きのある表示や立体化を予定する場合は、その条件も早めに伝えてください。完成後に追加する場合の作業も確認します。
運用担当者には、素材の保管場所、承認された口調、最新のサービス情報を共有します。会社のサービス内容が変わったときは、投稿、説明文、接客の回答を合わせて見直します。キャラクターの設定と事業の情報を、どちらも更新できる体制が必要です。
- キャラクターの担当する仕事を一文で説明できるか。
- 最初に公開する場所と、必要な素材を決めたか。
- 会社の情報を確認し、修正する担当者がいるか。
- 問い合わせや申し込みへの案内先が用意されているか。
マスコットをWeb接客へ広げたいときは

自社キャラクターに商品やサービスの質問へ答えてほしい場合は、ピタリーでのWeb接客も選択肢になります。まずは一つのページと質問の範囲を決め、ピタリーの接客イメージと利用方法を確認してください。素材の利用条件や、設定・確認に必要な作業も合わせて整理すると、始める範囲を決めやすくなります。
参考にした一次情報
参考資料・関連情報
執筆・編集:aivy / 最終確認:2026.10.23
お問い合わせ