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クロスセルとは?アップセルとの違いと、顧客の目的に合う提案の考え方

クロスセルとは?アップセルとの違いと、顧客の目的に合う提案の考え方

クロスセルとは、顧客が購入した、または購入を検討している商品に関連する別の商品・サービスを提案する手法です。例えば、本体と一緒に使う周辺品を案内する方法があります。

企業にとっては購入点数や客単価を増やす機会ですが、顧客にとって追加する理由があることが大切です。この記事では、似た用語との違いから、提案の考え方と始め方まで解説します。

クロスセルは「別の商品を加える」提案

ノートパソコンを囲んで意見を交わす人たち
イメージ画像 Photo by Headway / Unsplash

架空の商品で考えると、使い方をイメージしやすくなります。ノートパソコンを持ち運びたい人に、サイズの合うバッグを案内する場合、主商品はパソコン、追加する商品はバッグです。「持ち運ぶ」という目的が、組み合わせを勧める理由になります。

一方で、自宅から動かさず使う人や、すでにバッグを持っている人には、同じ追加提案が必要とは限りません。売れ筋の組み合わせであっても、全員へ勧めるのではなく、用途を確認して選びます。

提案の場所は店頭やECの商品ページだけに限りません。購入前の相談や、購入後に使い方を尋ねられたときにも、関連商品を説明する機会があります。新規の購入者か既存顧客かより、何に困っているかを起点に考えます。

アップセル・ダウンセルとの違い

ヘッドセットを着けてパソコンに向かうサポート担当者
イメージ画像 Photo by Vagaro / Unsplash
手法提案の方向架空のパソコン販売の例
クロスセル関連する別の商品を加える本体に対応するバッグを案内する
アップセル上位の商品・プランへ変更する必要な作業に合う上位モデルを案内する
ダウンセル条件や価格を抑えた選択肢を示す必要な機能を満たす下位モデルを案内する

単に支払額が増えたかではなく、何を提案したかで区別します。上位モデルと周辺品を一緒に案内する場合は、アップセルとクロスセルの両方を含みます。値引きしただけの販売や、同じ消耗品の買い足しとも分けて考えると整理しやすくなります。

顧客が予算に困っているときは、追加商品を増やすより、優先する機能や必要な条件を確認します。どの手法も、顧客の目的に合う選択を助けるために使いましょう。

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期待できることと、注意したいこと

スマートフォンとカードでオンライン決済をする人
イメージ画像 Photo by Vitaly Gariev / Unsplash

適合する周辺品や、使用時に必要なものを一緒に案内できれば、顧客が別に探す手間を減らす助けになります。企業側も、単品では伝えにくい商品を用途とともに説明できます。

ただし、関係の薄い商品を並べたり、断った後も繰り返したりすると、元の買い物を妨げる場合があります。追加購入が増えても、値引きや対応費用が大きければ、利益が同じように増えるとは限りません。購入を急がせず、必要性と費用を説明することが重要です。

自社で始めるときの5つの手順

グラフを表示したパソコンでデータを確認する人
イメージ画像 Photo by Apex Virtual Education / Unsplash
  1. 主商品を決める:問い合わせや購入の多い商品から、対象を絞ります。
  2. 利用目的を確認する:顧客がどこで、何に使い、どんな点で困るかを整理します。
  3. 関連候補を選ぶ:追加する理由、適合条件、すでに持っている場合の対応を決めます。
  4. 案内する場面を選ぶ:商品説明中、相談時、購入後の案内など、理由が伝わる場面を試します。
  5. 結果を確かめる:追加購入だけでなく、購入全体や問い合わせの変化も確認します。

最初から大量の商品や複雑な仕組みを用意する必要はありません。「この用途の人に、この理由で、この商品を紹介する」という一組の仮説から始めると、現場で説明と検証を行いやすくなります。

効果を確認するときは、指標の意味をそろえる

タブレット画面の図表をデジタルペンで確認する手元
イメージ画像 Photo by Jakub Żerdzicki / Unsplash
確認すること見方の例
提案が届いたか案内を表示・実施した件数
追加商品を選んだか提案した対象のうち追加購入した件数
買い物全体にどう影響したか購入完了、平均注文額、返品・問い合わせ
採算が合うか粗利、値引き、制作・運用の費用

率を出す場合は、全購入者を分母にするのか、提案を見た人を分母にするのかを決めます。対象期間や商品の条件が違う結果を、そのまま施策の効果として比較しないようにしましょう。

会話で関連商品を案内する場合の準備

テキストの会話を表示したスマートフォンを持つ手
イメージ画像 Photo by Brett Wharton / Unsplash

対話を使うなら、用途を聞く質問、提案の理由、対象外の条件、詳細ページをそろえます。以下は想定例です。

外へ持ち運ぶ予定はありますか。持ち運ぶ場合は、本体の寸法に合うバッグも選べます。すでにお持ちなら追加は不要です。

実際の対応寸法や販売条件は、確認済み情報に置き換えてください。ピタリーでは、会社のキャラクターを通じた商品案内や問い合わせ対応を検討できます。会話のイメージと利用方法を確認し、自社で伝えたい組み合わせと条件を整理してみてください。

参考情報

参考資料・関連情報

執筆・編集:aivy / 最終確認:2026.10.23

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