展示会の集客ツールは、目立つものを順に増やすより、来場者のどの行動を助けるかで選びましょう。ブースを見つける、内容を理解する、詳しく質問する、後から検討する、という役割に分けると、必要なものと重複しているものが見えてきます。会場の条件と、運用する人の作業も含めた選び方を紹介します。
まず、来場者が進めない場所を見つける

通り過ぎられるのか、足は止まるが説明に進まないのか、会話はできるが後の連絡につながらないのかで、使うツールは変わります。対象とする来場者と、伝えたい内容を先に決めてください。ツールの機能だけを比較すると、役割の似た機器や制作物を重ねてしまう場合があります。
以下の表は、検討に使うための整理例です。自社の出展目的とスタッフの人数に合わせて、必要な役割を選びます。
| ツール | 主な役割 | 先に確認すること |
|---|---|---|
| パネル・看板 | 何のブースかを伝える | 見える方向、文字量、設置の規程 |
| 動画・サイネージ | 動きや利用場面を見せる | 画面、再生、電源、音量、映像制作 |
| 実物・実演 | 使い方や特徴を体験する | 説明担当、待つ場所、実演の条件 |
| チラシ・資料 | 会場外でも情報を読めるようにする | 渡す目的、内容、数量、持ち運び |
| QR・Webページ | 詳しい説明や質問先へつなぐ | 移動先、スマートフォン表示、回線 |
| 記録・顧客管理 | 会話と次の対応を残す | 入力項目、担当者、共有と取り扱い |
パネルと資料は、距離と読む場面を分ける

遠くから見るパネルと、手に取って読む資料では、必要な情報量が異なります。パンフレットをそのまま拡大するのではなく、パネルでは誰のどんな課題を扱うかを短く示します。仕様や細かい条件は、近くの資料や担当者の説明へ分ける方法が考えられます。
制作後は画面上だけで判断せず、予定する大きさと距離で読みます。配布物には、会社名や商品名だけでなく、会場で伝えた要点と、次に確認できるページを残しましょう。ノベルティを使う場合も、配る目的と保管・運搬の作業を考え、受け取り数を商談の成果と同一視しないようにします。
法人プラン 月額19,800円〜(税別・税込21,780円〜)
接客の選択肢を、料金から確かめよう。
キャラクターが接客するピタリー。料金・プランとできることを確認して、自社に合うか検討できます。
映像と実演は、見た後の会話まで準備する

映像は、実物を持ち込めない場面や、動作の流れを見せたいときの候補です。どこから再生を見ても要点がつかめるか、音声がなくても主な内容が分かるかを試します。画面だけを大きくしても、映像の文字や構成が合っていなければ読みにくくなります。
アイ・オー・データ機器のDynabook取材では、ブースの規模や設置場所に合わせた画面構成と映像の調整が紹介されています。これは機材利用の事例で、来場者増加率を測った資料ではありません。自社でも、表示とコンテンツを一緒に確かめる視点が参考になります。
実演をする場合は、説明する人、操作する人、待つ人の位置を考えます。電源、回線、音、設置については出展する回の規程を確認してください。故障や通信不調のときに、録画や静止画、紙の資料で何を説明するかも用意します。
QRは、読む理由と移動先をセットにする

QRコードだけを置くのではなく、「仕様を見る」「導入例を読む」「質問する」など、何ができるかを添えます。印刷したコードから実機で読み取り、ページが開くか、文字やボタンを操作できるかを確認しましょう。古い資料のURLや会期限定ページの期限も管理します。
資料の閲覧だけで連絡先が必要なのか、相談を受け付けるときに何を入力してもらうかを分けます。会場で話した内容と移動先の説明がつながっていると、後から見直す際にも情報を探しやすくなります。
記録ツールは、入力から引き継ぎまで試す

名刺管理アプリ、アンケート、CRMなどは、会話を次の対応へつなぐために使います。連絡先の取り込みだけでなく、関心のある製品、約束した資料、担当者を残せるかを確認します。複数の仕組みを使う場合は、重複や連携先の対応範囲も試してください。
公開前には、スタッフが実際に一件入力し、会期後の担当者が次の作業を判断できるところまで確かめます。設問を増やしすぎて接客が止まらないか、必要な権限や情報管理の方針に合うかも点検しましょう。
会場から案内するWebページでキャラクターが質問に答える窓口を検討するなら、ピタリーの機能と使い方を確認できます。画面表示や端末との標準連携を前提にせず、利用したい接点と設置方法を具体的に確認してください。
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参考資料・関連情報
執筆・編集:aivy / 最終確認:2026.10.23
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