展示会でデジタルサイネージを使うなら、画面の大きさを決める前に、何を見せ、見た人にどうしてほしいかを考えましょう。製品の動き、利用場面、実演の予定など、映像に任せる役割を決めると、必要な画面と設置方法を選びやすくなります。機材、映像、会場、運用を一緒に確認する手順を紹介します。
映像の目的を一つ決める

実物を持ち込めない製品を見せる、操作の手順を伝える、遠くからブースのテーマを知らせる、など主な目的を決めます。多くの製品情報を流し続けるだけでは、途中から見た人に何を伝えたいのかが分かりにくくなります。最初に扱うテーマを絞り、詳しい条件は資料や担当者へ分ける方法がおすすめです。
映像を見た後の行動も決めます。実演を見る、仕様を読む、担当者へ質問する、Webで詳しく確認する、といった案内を用意してください。画面の前に人が集まることと、必要な情報が伝わり相談へ進むことは、別の確認項目です。
画面の大きさは、距離と配置から選ぶ

ブースの小間数だけで、適切な画面サイズが一律に決まるわけではありません。見る距離、画面の向き、置ける場所、説明中の人の位置を考えます。近くで操作を見せる用途と、遠くへテーマを伝える用途では、文字量や映像の構成も変わります。
アイ・オー・データ機器のDynabook取材では、出展場所やブースの規模に合わせ、複数画面の構成と映像を調整する運用が紹介されています。視認性などの担当者の所感はありますが、集客率や売上の増加を測定した資料として扱わないようにします。
候補の画面で実際の映像を再生し、予定の距離から見ましょう。照明の反射、文字の欠け、余白、字幕の読みやすさも確認します。機材を連結する場合は、再生方法やつなぎ目を含めて業者と確認し、一台の画面と同じ設定で動くと想定しないようにします。
法人プラン 月額19,800円〜(税別・税込21,780円〜)
出会いの先にも、話せる窓口を。
イベント前後の質問やサービス選びに、キャラクターとの対話という選択肢を。ピタリーの接客イメージをご覧ください。
映像は、途中から見ても要点が分かる構成にする

来場者が最初から最後まで見るとは限りません。テーマ、利用場面、主な特徴、次の案内を短い単位に分けると、途中からでも内容をつかめるかを確認できます。音声がなくても主要な情報が伝わるよう、字幕や図を使う方法も検討しましょう。
文章を小さく詰め込まず、実際の製品や操作が見える時間を確保します。映像内の数値、比較、利用事例は、確認できる条件と根拠をそろえて載せます。別の開催回や古いプランの説明が混ざっていないかも点検してください。制作後に内容を直せる担当と、公開する版を決めて管理します。
機材・再生・会場の条件をまとめて確認する

| 項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 表示 | 画面の向き、解像度、映像の比率、文字の見え方 |
| 再生 | 対応する形式、プレーヤー、ループ、起動方法 |
| 設置 | 台や固定方法、電源、配線、周辺の動線 |
| 通信と音 | ネット接続の要否、音声の使用条件 |
| 当日の担当 | 起動、点検、不調時の連絡、撤収と返却 |
機材によって、USBなどのローカル再生、PCからの出力、ネットワーク経由の配信など、対応する方法が異なります。必要な接続と素材を確認して、会場へ持ち込む前に一式で試してください。音量、装飾、高さ、電源工事などの条件は、出展する回の主催者資料で確認します。
費用は、調達から撤収まで同じ条件で比較する

購入とレンタルを比べる際は、本体だけでなく、スタンド、再生機器、映像制作、運搬、設置、撤収、保守を含めます。利用日数と、搬入・搬出を含む手配期間が同じかも確認しましょう。出展頻度だけで有利不利を決めず、保管場所や設定できる担当者の有無も考えます。
追加の手配が必要な項目を残し、どの時点で仕様を確定するかを決めます。別のブースへ再利用する場合も、画面比率や置ける場所が変われば、映像や設置の調整が必要になることがあります。価格の相場だけでなく、自社の条件で見積もりをそろえることが大切です。
当日は、起動確認と代替の説明を用意する

開場前に、再生、音、ループ、表示内容を確認します。画面や回線が使えない場合に、静止画、紙の資料、担当者の説明で何を伝えるかも用意しましょう。問題が起きたときに誰へ連絡するか、どの機材を操作できるかをスタッフで共有します。
映像を見た人が後から詳しく質問できる接点として、ピタリーのWeb接客も検討できます。映像再生とAIとの対話では必要な構成が変わるため、サイネージへの標準連携や常時の音声認識を想定せず、設置先と実現したい案内を確認してください。
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執筆・編集:aivy / 最終確認:2026.10.23
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