LINEでAIチャットボットを無料で試したい場合は、「LINEの料金」と「回答を作るAIや連携サービスの料金」を分けて確認してください。LINE側の送信が料金プランの通数に数えられなくても、外部サービスの費用までゼロになるとは限りません。
この記事では、小さく試す担当者向けに、無料の範囲を確認する方法と、想定外の費用を防ぐためのテスト計画をまとめます。
「無料」は、どの部分のことかを確認する

| 費用の層 | 確認する対象 | 見落としやすい点 |
|---|---|---|
| LINE公式アカウント | 料金プラン、送信方法、対象人数 | すべての送信が同じ数え方ではない |
| AIチャットボット | 試用期間、会話枠、使える機能 | LINE連携だけ別プランの場合がある |
| AIモデルや外部API | 利用量、料金の負担者、上限設定 | 連携ツールの費用に含まれるとは限らない |
| 設置・保守 | サーバー、初期設定、更新作業 | ソフトウェアが無料でも運用作業は残る |
「無料アカウントがある」「一定期間だけ試せる」「公開して継続利用できる」は、それぞれ条件が違います。自社が試したい機能を一覧にして、無料の範囲に含まれるかを確認しましょう。
LINEの応答と、プッシュ配信を区別する

LINE Developersの料金説明では、Messaging APIの応答メッセージは料金プランのメッセージ通数としてカウントされない一方、プッシュなどは対象として説明されています。
この区別は、生成AIへの問い合わせ費用とは別です。「利用者から質問が来たら返す構成」なのか、「処理後にプッシュで送る構成」なのかによっても確認する点が変わります。導入ツールへ、実際にどの送信方法を使うかを聞いてください。
また、一斉配信の回数だけで見積もると、対象人数を見落とすことがあります。公式料金のカウント方法に合わせ、誰に、どの方法で、何回送る想定なのかを整理します。料金や無料通数は国・地域とプランで異なるため、日本向けの現行条件を確認してください。
法人プラン 月額19,800円〜(税別・税込21,780円〜)
接客の選択肢を、料金から確かめよう。
キャラクターが接客するピタリー。料金・プランとできることを確認して、自社に合うか検討できます。
標準の応答で足りるか、AIが必要かを見極める

「営業時間」「店舗の場所」など、質問と答えが決まる案内なら、まず現在のアカウントで利用できる応答設定を確認します。文章で自由に質問を受けたり、会社の資料を参照して説明を組み立てたりしたい場合は、外部ツールとの連携を検討する場面です。
どちらが優れているかではなく、今回の目的にどこまで必要かで判断しましょう。単純な案内を試す段階で、多数の外部連携を同時に入れると、何に費用がかかり、どこで問題が起きたのか分かりにくくなります。
無料枠で行うテストの範囲を決める

- 目的:例えば「登録FAQから相談先を案内できるか」を検証する。
- 質問:実際の問い合わせから、個人情報を除いた質問を用意する。
- 対象:社内のテスト利用者と、公開しない試用範囲を決める。
- 上限:送信数やAI利用量の確認方法と、停止する基準を決める。
- 終了判断:回答の正確さ、操作の分かりやすさ、継続費用を比較する。
テストデータに、実在の顧客の注文情報や連絡先をそのまま入れないようにします。無料枠でも、データの保存、学習への利用条件、管理者の閲覧範囲は確認が必要です。
検証の記録には、質問数、LINEの送信方法、AIサービスの消費量、更新作業の時間を分けて残します。上限通知が出るまで使うのではなく、予定したテスト量で必要な確認を終えられるかを先に考えると、次の予算も説明しやすくなります。
有料化する前に、持ち帰れるものを確認する

試用の終了後に、FAQや設定、会話履歴を取り出せるかも比較項目です。別ツールへ移る際にすべて作り直すことにならないよう、データ出力とアカウントの管理主体を確認してください。
| 確認項目 | サービス提供者へ聞くこと |
|---|---|
| 試用後 | 自動で課金されるか、操作しなければ止まるか |
| LINE連携 | 対象プランと、LINE側の費用を誰が支払うか |
| 利用量の超過 | 停止・追加料金・プラン変更のどれになるか |
| 解約や移行 | 設定やデータを取得できるか、連携解除の手順 |
試せる範囲で回答を確認し、本番で必要な機能と費用を改めて見積もる流れにしましょう。検証時の小さな利用量だけで、本番の月額費用を決めつけないことが大切です。
キャラクターによるLINE接客も検討するなら

ピタリーは、自社のキャラクターやFAQに合わせたAI接客を検討できるサービスです。料金と利用の流れを確認し、LINE連携の構成と条件をご相談ください。ここで説明したLINE側の無料枠が、ピタリーの利用料やすべての連携費用を含むという意味ではありません。
参考情報
参考資料・関連情報
執筆・編集:aivy / 最終確認:2026.10.23
お問い合わせ